蟻桟、蟻溝加工

 上左写真は蟻溝より約2ミリ内側をルーターで彫っています。ビットは20ミリのストレートです。深さは11ミリです。上右写真はトリマーに蟻ビットを付け、フェンスに沿って蟻溝を彫っています。手前の方の溝幅は後方差し込み口より1.5ミリ程度狭く墨付けし、フェンスをセットします。下左写真は蟻桟をトリマーテーブルで加工中です。蟻の高さは10ミリです。先ず蟻溝の差し込み口よりわずかに広い状態まで削ったら、下右写真のように蟻桟スペ―サーを蟻桟にクランプ止めします。スペ―サーには約0.3%のテーパーが付いています。こうして削ると蟻桟に約0.3%のテーパーが付きます。少し削っては蟻溝に差し込み、どこまで入るかチェックします。最終的には手で強く押し込み、所定の位置より50ミリくらい手前で止まるようにしたいのですが、そううまくいかないので、蟻桟を100ミリ程長めに作っておき、予定より入り過ぎた分をカットするようにしています。最後にはハンマーでたたき込みます。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    chappy002gou (土曜日, 19 10月 2013 05:50)

    蟻桟、蟻溝の勘合ぐあい微妙な調整が必要なんですね。
    ところでルーターや、トリマーでの加工は一度にやられますか。
    私はルーター、トリマーが非力なせいか、深さを何回かに分けたり
    予備加工して使っていますが。(*^_^*)

  • #2

    y-5322-hinemos (土曜日, 19 10月 2013 20:07)

     ルーターで深さ11ミリの溝を彫るのに2回に分けて彫りました。ビットの切れ味が悪くなっているので、2回に分けました。切れ味が良ければ1回で彫れると思います。トリマーで蟻溝を彫る際はすでにルーターで予備的に溝を彫ってありますので1回がけです。

戸棚作成