彫刻の準備

 テレビ台の扉の鏡板に桜の彫刻をします。桜のデザイン画を4ミリ厚の板に貼り、帯鋸で大雑把に切ってから、糸鋸で外形線をカットします(上左、右写真)。4ミリ厚の板は鏡板から挽き割りしたものです。こうすると木目や色が地板とほぼ合うので、1枚板から彫り出したように見えます。下左の写真は切り出した桜を鏡板に接着しているところです。押さえている角材は長さ方向の中央で約5ミリ盛り上がっています。こうすると中央付近にも圧力をかけられます。右の写真は桜の外形線部分に釘打ちした状況です。押さえの角材を避けて数か所に打っています。薄板がずれるのを防ぐためです。

戸棚作成