漆室について

 写真は今日の漆室の状況です。下の水入り皿の他に濡れタオル6枚を入れて扉を閉め、サーモスタットは25度にセットしておきますと、温度23度、湿度75%程度で安定します。温度センサーは背板に付けてあり、温度計と離れているので、セット温度は25度でも温度計は23度を指しているのだと思います。保温電球は2個で100Wとしていますが、1個60Wでも多分問題ないです。この状態で漆は1昼夜で乾いているようです。問題点がいくつか見つかりました。その1.予想以上に天井や側板に結露しますので、ベニヤ板製では耐久性が低いと思われます。2.覗き窓にも結露するので、温度、湿度は外からでは良く見えません。3.濡れタオルにスペースを取られ、当初予定の作品置き場面積がとれません。

 これらの問題点を解決するには、先ず、室内の壁はプラスティックなど耐水性の良いもので作る。断熱材の厚みを増やし、内壁の温度を高く保ち、結露を減らす。結露を減らせれば、濡れタオルの枚数も減らせると考えられます。これらのことから、冷蔵庫(廃物でも良い)を利用して作るのがいいかもしれませんね。

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