椅子の作成(その9)

 椅子1個分先行して仮組してみました。上左の写真は角鑿盤で後脚の側面にほぞ穴を開けているところです。材料を押さえる装置は平らな板と板で挟む構造なので、曲線からなる後脚はそのままでは押さえられません。そこで写真のようにカーブを持った2枚の補助板を準備しこれをあてがって押さえ、穴開けしました。貫や幕板、笠木のほぞはテーブルソーで加工しました。ほぞの厚みは9.5ミリですので、テーブルソーのフェンスを微妙に調整し、何度も試し切りを繰り返して、9.5ミリに仕上げました。中央の写真は天板と背板以外のパーツです。右の写真は仮組したところです。側貫と背板は仮組した状態で現物合わせで長さを決めます。仮組の状態でみると、貫の位置が高すぎると思われるので、他の5個分は貫を2~3センチ下げることにしました。

 

戸棚作成