桜材の桟積み開始

 工房裏の軒下にブロックを6枚並べました(左写真)。軒下はコンクリートですが平らでなく、写真の奥の方が低くなっています。また水勾配も付いていて、写真右より左の方が低くなっています。そこでブロックの上に置く桟木の厚みを変えて手前から奥まで水平になるように調整しました。またブロックの左下に薄板を敷き、桟木が水平になるようにしました。また桜材の両木口近辺に木工ボンドを塗るので、桟木と桜材がくっついてしまわないように、6本の桟木の内両サイドの桟木はサランラップでくるみました。桟木は当初生木で作ったのですが、生木では桟木の跡が残ってしまい少し削っても消えないらしいので、乾燥材で再度準備しました。次に桜材の端に多少の皮が付いているのでドライバーではがし、更にへらで皮の下の薄幕を削り取ります。この薄い幕が柔らかく、水気が多いので虫が一番好むらしいです。右の写真は長さ240センチのものだけ積み上がったところです。未だ180センチの板が残っています。桟積みも手間がかかるものですね。ところで桟木の間隔ですが一番手前は60センチ、奥側4個は45センチにしました。全部同寸にしたかったのですが、240センチの板の上に180センチの板を乗せるので、桟木を上から下まで一直線にしようとするとこうなってしまいました。

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コメント: 4
  • #1

    高倉山 (日曜日, 10 8月 2014 14:12)

    お疲れ様です。
    丁寧な作業で、桜も喜んでいるでしょう。
    3~4年後が楽しみですね。
    (山桜でしたか・・)

  • #2

    ひねもす工房 (日曜日, 10 8月 2014 14:44)

     山桜です。終わるまであと半日くらいかかりそうです。製材所の木材部長の話では、来年秋くらいには使えるようになるでしょうと言ってました。

  • #3

    つねさん (日曜日, 10 8月 2014 16:43)

    頑張りましたね、サクラ材は当方も欲しいが中々手が出ません。
    生木の乾燥方法、大変勉強になりました。乾燥に約1年半か、木工余命を考えるともう無理で残念。良い作品を作って下さい。

  • #4

    ひねもす工房 (日曜日, 10 8月 2014 21:07)

     木工余命、まだまだ大丈夫でしょう。人工乾燥で速く乾かすことも出来るらしいですね。「オグラきこりの店」参考になるものがたくさんあります。栃木方面に出掛けた際は、少し足を伸ばしたらいいと思います。

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