お盆の掴み代の処理

 昨日挽いたお盆はチャックの掴み代の縁の付近が盛り上がって、少し座りが不安定になっていましたが、今朝は盛り上がりはほとんどなくなっていました。チャックの掴み代の窪みは奥が広がっていますので、逆に縁を斜めに削ることにしました。リングチャックで挟んで縁を削るつもりでしたが、お盆の直径は300ミリ、我が旋盤で挽ける最大直径は305ミリ程度ですので、リングチャックで挟めません。そこで左の写真のように少し小さいリングチャックの片側だけ使用し、ここにお盆の内側を当て、反対側の掴み代の窪みに円盤を当て、テールストックで押して窪みの縁を削りました(右写真)。リングチャックには8ミリ厚のスポンジが貼ってあるので、お盆が動くことなく削れます。この様な場合、バキュームチャックがあればそれを使うのでしょうが、我が工房にはバキュームチャックがありません。掴み代部分のサンディングはお盆を旋盤から下ろしてから電ドルに付けたサンダーで研磨しました。この後茶筒や盛り器などに2回目拭き漆、お盆に1回目の拭き漆をしました。

戸棚作成