戸棚作成(引き出し前板の加工)

 抽斗を出し入れするために通常は木製の取っ手などを付けますが、依頼者が取っ手などの出っ張りが無く、指をかけて抽斗を出し入れ出来るようにして欲しいとの事なので、試作品を2点程作り、写真のものに決めました。先ず、トリマーで前板下部の木端に幅10ミリ、深さ26ミリ、長さ80ミリの溝を掘りました。次にトリマーで前板下部を17ミリ切り欠き、面取りしました。前板の下部は瓢箪面取りしました。次に前板の裏側部分を4ミリの深さで段欠きしました。前板は本体より4ミリ飛び出す方式です。ただ木口部分は箱板の板厚が未だ決めてないので後日、段欠きと瓢箪面取りします。

戸棚作成