桜材の乾燥状況

 昨年8月に桜の原木を購入し、製材してもらい、工房の裏に桟積みしました。乾燥状態をチェックするために、ほぼ3カ月毎に重量を測定し、比重などを計算しています。今日5回目の重量測定したので、下に結果を示します。最初の3カ月で30~34%の水分が抜けましたがその後はあまり変化していません。山桜の乾燥材の比重はだいたい0.6くらいだそうですが、このデータについてどう考えればいいのか、解らなくなりました。当初は、最初は急激に水分が減り、その後は徐々に減り方が少なくなっていくものと考えていました。ところが実際に測定してみると最初の3カ月で30%以上重量が減り、その後は9カ月経ってもほとんど重量が減っていません。最初の内は10日おきくらいに測定すれば良かったですかね。なお下の表に材の長さが示されていませんが、4点全て180センチです。今まで重量の変化ばかりに注目していました。今日幅と厚みを計ってみるとわずかですが減っていました。最初の3カ月で減ったものと仮定し、比重を再計算し数値を訂正しました。

サイズ

幅×厚

2014

年8/11

比重

2014

年11/19

比重

101日間

の乾燥水

分率%

2015

年2/16

比重

90日間

の乾燥水

分率%

2015

年5/11

比重

84日間

の乾燥水

分率%

2015

年8/8

比重

89日間

の乾燥水

分率%

21×3 0.90 0.66 31.4 0.65 1.0 0.66 -1.0 0.61 4.9
25×3 1.03 0.73 33.8 0.73 0.0 0.73 0.0 0.73 0.0
29×4 0.97 0.70 32.5 0.68 1.5 0.68 0.5 0.67 1.0
30×4 1.06 0.75 30.4 0.72 3.5 0.71 0.9  0.71  -0.5

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