汁椀の作成

 3カ月程前に荒挽きした汁椀が十数個あり、一応練習挽きもしたので今度は本番です。ほぼ同じ形に荒挽きしてあるので、断面のテンプレートを作って、挽く予定にしていましたが、別の方法を考えてみました。雛型をベッド上の紙に投影し、この形を紙に書き、次に挽く物をこの紙に投影して、はみ出し部分を削るという方法です。上左の写真はベッドの上、数10センチの所にクリップランプを固定し、ランプシェードの先端に径5ミリの穴を開けた円盤を取り付けました。上右の写真は旋盤ベッドの上に合板を固定し、その上に白い紙をクランプで留め、雛型をチャックに銜え、雛型を紙に投影し、輪郭をマジックインキで書きました。下左の写真は荒挽きした別の汁椀をチャックに取り付け、雛型の輪郭に一致するまで削ったところです。写真をとるとフラッシュを焚くので、シルエットが写りません。うまく行きそうです。いくつか問題が見つかりました。シルエットを見えるようにするため、部屋をあまり明るく出来ません。また紙の上に木屑が落ちるので、それを払いながら作業をすることになります。ベッドの上に合板を固定するので、ツールレストの移動が制約を受けます。

戸棚作成