桜材の水分率測定

 木材の水分率測定器を購入し、乾燥中の桜材の水分率を計ってみました。この水分計は2本の針を木材に差し、その間の電気抵抗を計り、水分率に置き換える方式のようです。自動温度補償機能、樹種選択機能も一応備えていますが、取扱説明書が英語のもののみで、樹種が良く解りません。ウォールナットやアッシュ、オーク、メープルなどは載っていますが桜は無いようです。ない場合は「3」を選択するようにと書いてあります。木材に5ミリ差し込むとなっているので、錐でもんでから差し込みました。比較のために他の木材についても測定してみました。板は木端で測定し、丸太は皮をむいて針を刺しました。結果を下の表に示しました。なお写真の水分率計は逆さまに写っているので、例えば上左の写真の水分率は15.5%です。

樹種      製材後の年数数         板の厚ささ          水分率率       
山桜      1年4カ月 30ミリ      15.0%     
30ミリ 15.5%
40ミリ 15.0%
山桜 10年以上 40ミリ 8.5%
山桜 10年以上 35ミリ 8.0%
ひば  1か月前に伐採   径120ミリの丸太 54.0%

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