下駄箱作り(その7)

 今日は側板の板接ぎをやりました。先ず接ぐ部分の木端を手押し鉋で削り、トリマーで溝を掘り、雇いさねを入れて接着します。木端を削った後、接ぐ部分を突き合わせてみると、中ほどに隙間が出来ます。つまり木端が平らに削れていないということです。我が工房の手押しカンナはデルタ製の小型鉋なので、鉋台の前後に補助テーブルを置き、長尺ものも削り易くしています(上左写真)。当然のことですが、補助テーブルと鉋台は高さを揃える必要があります。写真で鉋の左の補助テーブルの高さは固定されています。鉋の高さを調整してテーブルに合わせます。上右の写真のように、鉋を支える角材の下に楔型の木片を入れて、これを動かして高さ調整します。鉋の下に4個置いています。鉋の右側の補助テーブルは下左の写真のようにノブボルト4個で高さ調整しています。これらの高さ調整をして削ったところ、ある程度改善はしたのですが完璧ではありません。手鉋で修正しながら2組の板接ぎをしました(下右写真)。帰宅後写真をパソコンで見ると、なんとノブボルトが補助テーブルの天板に届いてない事が解りました(下左写真)。多分4個中3個のノブボルトで天板を支えていたものと思います。材料を乗せて削る時安定せず、平らに削れていなかったと思われます。

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