ベンチ?の修理

 額縁の裏板を取り付けて完成したので、依頼者のところに届けました。大変喜んでいただきました。写真は別の知り合いの方から修理を頼まれたものです。ベンチと言っていいかどうか解りませんが、玄関の土間に置いて、靴を履くときに腰かけたりしているそうです。天板は欅の丸太を半割にしたもので、反りがひどく、脚も変形し、座りも悪くなっています。修理項目は天板を平らに削り、両耳を削って、長方形にし、壁に密着させ、ガタつきも直すということです。いわくあって、廃棄出来ないので修理して欲しいとのことでした。写真はすでに両脇をチェーンソーでカットし、天板と片脇を電気鉋で平らにしたところです。天板は反りを取るために7~8ミリ削りました。天板上面には割れが広がらないように数個の契りが埋め込まれていましたが、そのうちの1個は削り取られてしまいました。鉋の刃を多く出すと、集塵ホースがすぐ詰まるので、少なめに出して削るしかありません。

戸棚作成