キーボックスの作成(その6)

 扉の4角からはみ出したカンザシを帯鋸と鉋で処理してから、框に丁番を取り付けるための窪みを掘りました。ここでミスをしました。窪みは框の木端に掘らなければなりませんが、框の表面を掘ってしまいました。従来は先に扉に窪みを掘り、後から本体を掘っていました。組み立てた本体に窪みを掘るのは難しいので、今回は逆に扉の窪みは本体の丁番位置に合わせて掘りました。不慣れな作業とは言え、なんともお粗末な失敗をしました。失敗した框を交換することにしました。帯鋸と糸鋸で框を取り去り、留め切りの部分は彫刻刀で接着面まで削りました(左写真)。新たに框を1本加工し接着しました(右写真)。午後はお客様対応があり、作業は午前中で終わりにしました。

 

戸棚作成