吊るし雛用ハンガー作り(その2)

 ハンガー台の前後下部に細い角材を接着しました。柱、腕木をテーブルソーでほぞ加工しました。面取り、サンディングしてから組み立て接着しました。別の38×38ミリの角材に直交する2個の穴(径15ミリ)を開けてから、旋盤で直径35ミリの丸棒に挽きました。径15ミリの丸棒を2本差し込み接着しました。径15ミリの丸棒は既製品です。完成後、中心の丸棒に紐を付けて腕木にかけます。これで生地完成です。

真空チャックの真空度向上について、心響太鼓の鈴木さんや南相馬市の前田さんからいろいろとアドバイスを頂きました。先ず琺瑯びきの器をバキュームチャックにあてがい、ポンプを回すと、前回より少し真空度が上がり、0.079MPAとなりました。次にバキュームチャックを外して、主軸にゴムシートをあてがいポンプを回すと0.083MPAを指しました。この差はバキュームチャックによるものですね。次に前田さん指摘のハンドホイール(シリンダー状)と主軸の接続部の状態を見るため、シリンダーについてる2個の押しねじをを緩め、シリンダーを外してみると確かに機密を保てる構造になってないようです。しかもシールもしにくいですね。仕方ないので、シリンダーを元の状態に戻し、シリンダーと主軸の接続部分にビニールテープを強く引っ張りながら数回巻き付けました。この状態で真空度を見ると、0.086MPAとなっていました。あまり改善出来ていません。ヘッドストックのベルト架け替え時に開ける扉を開けて内部を見ると上の写真に見えるように主軸に鍋型のネジが4本ついていました。しかも主軸の穴から金の棒で探ってみると、ネジ穴は主軸の穴にまで届いています。ここから空気が漏れている可能性もあるので、ねじにシーリングテープを巻きたいが、ねじの真上はヘッドストックの壁がありドライバーを使うことも出来ず、今日はここまでとしました。どうもエグゼマックの設計者はあまり真空チャックのことは考えてなかったと思わざるをえません。

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コメント: 4
  • #1

    前田 (水曜日, 31 1月 2018 22:33)

    私もヘッドストックの中を確認してみました。確かにネジがありました。何の為にこうなっているのか見当つきませんが。私の場合はハンドホイールのパーツと主軸の継ぎ目に建材用の隙間を埋めるシリコン剤を添付してシールしてます。見た目は若干見苦しいですが、それだけで0、092の真空度が出ていますので、問題なく使ってます。

  • #2

    久保田 (木曜日, 01 2月 2018 19:25)

    コメント有難うございました。シリコン剤でシールして真空度-0.092まで上がったということは4本のネジの部分からは空気漏れが無いということですね。私ももう少し工夫してみます。

  • #3

    心響太鼓工房 鈴木 (金曜日, 02 2月 2018 09:06)

    以前、エクゼマック木工旋盤用に製作したロータリーアダプターは、旋盤の主軸にネジを切ったパイプを通して取り付けるタイプの物で、簡単に取り付け取り外し出来るものでした。
    パイプを通して取り付けるものは、主軸とハンドホイールに隙間があっても問題なく使えるものです。

  • #4

    ひねもす工房 久保田 (金曜日, 02 2月 2018 20:33)

    コメントありがとうございました。旋盤の主軸にパイプを通すタイプのアダプターの場合、ドライブセンターを使う時などにアダプターを外すことになりませんか。(オフコーポのHold Fast のように。)

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