時計作り

 昨年9月のJWA講習会で時計作りをやりました。講習会で文字盤の板を削り、持ち帰って文字盤に貼るローマ数字を黒檀で作ろうとしました。黒檀の薄板を糸鋸で切り抜こうとしましたが、欠けてしまい、作成を諦め放置していましたが、数字でなく木を埋め込む方式で作ることにしました。12時,3時、6時、9時の部分は角棒、その他の位置には丸棒を入れることにしました。左の写真は角鑿盤でほぞ穴を掘っているところです。角鑿盤は主に角材に穴を掘るための機械なので、円盤では押さえの器具が使えません。写真の様にクランプで押さえて穴を掘りました。穴は9.4ミリ角です。パドックで9.4ミリより若干大きい角材を準備し、角材の先端を少しベルトサンダで削り、文字盤の穴に金槌で打ち込み(右写真)、鉛筆で印をつけ、引き抜き、カットし、接着剤を付けて、文字盤に叩き込みました。

 その他の埋め木の部分は旋盤で径8ミリの丸棒を作り、文字盤にボール盤で径7.5ミリの穴を開け、角棒と同じ要領で差し込み接着をしました(左写真)。この後、文字盤に蜜蠟ワックスを塗りました(右写真)。

戸棚作成