柱、梁の削り(その4)

 柱をテーパー状に削るために、近所の建具屋さんに刃幅の広い電気鉋を借りておきました。墨線を頼りにして電気鉋を掛けてみましたが、大変難しいです。鉋と柱の底面を平行に保つことは至難の業です。1本だけ削るなら時間をかけて慎重に削れば何とかなりそうですが、12本削るとなると気が狂いそうなので、冶具を作ることにしました。幸いなことに電気鉋がかなり古いタイプなので刃の両脇に平らな面がついていました。この面を受ける傾斜付きの角材を適当な間隔を空けてセットすれば何とかなるだろうと考え、写真のような冶具を作りました。鉋刃の両脇の平らな面の高さは左右で違っていましたが、その分角材の高さを変えてコンパネにねじ止めしました。この冶具作りに半日以上かかりましたが、柱を削ってみると1本20分程度で削ることが出来ました。今日は11本削りました。

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