スツール作り(その2)

 角鑿盤で座板の裏にほぞ穴を開けました。角鑿盤は主に戸障子などの角材にほぞ穴を掘る機械なので円盤などの板の内側に穴を掘るわけにはいきません。そこで左の写真のような台とフェンスを作り、角鑿盤にセットしました。これで4個のほぞ穴を開けたのですが、とんでもないミスを犯しました。座面を7ミリ程の窪みを掘ったことを忘れて穴の深さを調節したので、座面を見るとほぞの部分がめくれたような状態になり、修理も不能なようです。仕方なく、座板を作り直しました。円盤を作りほぞ穴も開け、脚と仮組しました(右写真)。組んでみると脚の下部をもう少し開いた方が良いことが解りました。写真では座板の径より脚下部の開き寸法が小さく見えますが、実際には座板径290ミリに対し、脚の下部での開き寸法は300ミリです。これを10~15ミリ大きくした方がバランスが良いと思われました。まだ修正可能です。仮組した座板はまだ座面の窪み加工をしていません。後日加工します。

戸棚作成