戸棚作り

 戸棚作りを始めました。我が家の書斎の本箱の上に色々なものが置いてあり、見苦しいので戸棚を作り、本箱の上に置くことにしました。大きさは幅124センチ、高さ50センチ、奥行き42センチ程度を予定しています。欅で作ることにしました。3年半ほど前に製材し、桟積みして乾燥させていた50ミリ厚の欅板が何枚かあるので、これを使うことにしました。ただし幅方向の反りのひどいものもあり、縦方向にも若干の反りがあります。しらた部分は虫穴が沢山あります。上左写真は天板と底板用に、長さ1400ミリ、幅200~250ミリにカットして、一面を電気鉋でほぼ平らに削ったものです。厚みは46ミリくらいになってしまった所もあります。これを挽き割りして20ミリ厚の板を4枚とります。うまく挽き割りしないと2枚ずつ取れなくなるので、先ずは帯鋸ブレードを研磨しました。そして帯鋸に載せる際、下側は手押し鉋で平らに削り、上側の木端にはサインペンでカット線を書き込みました。板の下部には材料をフェンスに押し付ける冶具もセットしました。こうしてカット線からずれないように手加減しながら慎重に挽き割りしました(右写真)。何とか切れたのですが、厚板1枚は挽き割ることにより、2枚の薄板が互いにのけぞるように反りが発生しました。

 挽き割った板は自動鉋で削るのですが、反ったままではまずいので、凸の方を暫く天日に晒してみました。2枚中1枚はほぼ平らになったので、自動鉋にかけ、20ミリ厚に削りました。1枚は未だ反りが取れないので、更に1時間程晒しました(左写真)。それでも反りが残っていたので、今日の削りは諦め、凹面の方に濡れ新聞を載せて(右写真)明日まで置いてみます。

戸棚作成