汁椀作り(その2)

 欅の汁椀を削りました。外側を削りサンディング後内側を削りました(左写真)。内側をサンディング後、高台を削るため真空チャックで保持しようとしましたが、真空度が0.03MP

までも上がりません。元工務店主で木に詳しい方が先日、この欅を見て「これは素晴らしい欅だ。ただこの木で器を作ると水が漏れてしまう」と言っていたのを思い出しました。導管が太いということですかね。そこで器の周囲にビニールをかけてみました。器の外側にビニールが張り付き、真空度は0.08MPくらいまで上がりました。真空チャックでの保持は諦めました。

 器をジャムチャックとテールストックで支え、高台部分を削り、サンディングしました(左写真)。この後、余分な部分を切り落とし、彫刻刀で削り、サンディングして生地完成です。縁の径が124ミリ、高さ85ミリの大型汁椀になりました。

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