四方ころびスツール作り(その3)

 脚の下の方に丸棒の貫を入れる設計になっています。貫の長さや、穴開けの角度も決める必要があるので、大きな紙2枚に原寸大で製図しました。天板の穴位置も決まったのでボール盤で穴を開けました(上左写真)。脚にほぞ穴を開けるのですが、墨付けに手間がかかりますね。天板を逆さまに置いて、脚を差し込み、脚の底面に十文字を書き、ここから穴位置を決めて墨付けしました。ほぞ穴は脚に対して、直角ではないので、図面から脚の角度を出し、角度治具を作ってボール盤の定盤に置き、この上に脚を載せて径12ミリの穴を開けました(上右写真)。ボール盤の左側に置いた木のブロックは床に対して垂直になっています。脚の底面に書いた十文字線をブロックに合わせながら穴開けをやりました。次に貫の丸棒を旋盤で挽きました。脚に差し込む部分は径12ミリ、中央部は23~24ミリとしました。計4本挽き、仮組しました(右写真)。ほぼ予定通りに出来そうです。

戸棚作成