2019年
8月
31日
土
写真は壊れた額縁です。一番外側の縁材はアガチスのようです。右の写真で見られるように厚みも十分でなく、落下の衝撃に耐えられなかったようです。同じ形の物は出来ませんが、雰囲気が似たものを作ろうと思い、工夫してみました。
縁材の裾が広がった形にするために、テーブルソーの刃を傾け(約13度)て斜めに挽割りました。この斜めにカットした面のほぼ中央に、深さ3ミリ、幅30ミリの溝を掘りました(右写真)。溝の断面はU字形です。縁材の面を平らにするために、斜めカットで切り落とした端材を下に敷いています。また縁材の上部はトリマーテーブルで丸く面取りしました。縁材の裾付近にはV字形の溝を掘りました。
縁材をサンディングし、角を突き合わせてみました(左写真)。接着する際に紐クランプをかけるのですが、縁材が裾広がりになっているので、このままでは紐クランプをかけられません。そこで斜めカットで切り落とした端材をあてがってクランプしました(右写真)。
2019年
8月
30日
金
寄木カップに蜜蠟ワックスを塗りました。
知り合いの方から額縁の修理を頼まれました。油絵を入れた額縁ですが、絵の周りに広幅の飾り縁があり、最も外側の縁はかなり大きいです。幅630ミリくらい、高さ720ミリ程あります。飾ってあった額が落下して、一番外側の縁が壊れたのです。不思議なことにガラスは割れていませんでした。壊れた縁は修復は難しいので作ることにしました。桜材を帯鋸、手押し鉋、自動鉋で製材しました。縁幅は30ミリ、高さが60ミリあるので、いつものジグでは45度カットが出来ません。左写真のジグを使って留め切り加工しました。右の写真はテーブルソーで切り欠き加工したところです。未だ加工は終わっていません。
2019年
8月
29日
木
蓋付きのカップに続き、ブランデーグラス調のコブレットを挽きました。スリーポイントステディーをセットして内部を削ってから、ステディーを外し、テールストックで支え、外側をけずり、サンディングしました。切り離して底部を処理して生地完成です(右写真)。
2019年
8月
28日
水
寄木の接着が完了したので蓋付きのカップらしきものを挽きました。先ずは全体を丸くしてから蓋の外側を削りました(左写真)。次に蓋を凹状に削ったジグ(前回使用したもの)で支え、内側を削りました。写真を撮り忘れました。スリーポイントステディーで支え、本体内部を削りました(右写真)。
スリーポイントステディーは外し、本体に蓋を合わせてテールストックで押して、本体外側を削り、サンディングしました(左写真)。底部下で切り離し、生地完成です(右写真)。だいぶにぎやかな感じになりました。少ししつこいですかね。
2019年
8月
27日
火
市松模様の中心角材に4組の薄板積層板を接着しました(左写真)。24本のクランプをかけました。これ以上はクランプするスペースがありません。クランプもこれ以上はありません。2回に分けて接着するべきだったかも知れません。右の写真で断面の模様が見えます。
蜜蝋ワックスが終わったので、今日作りました。容器に150gの荏油を入れ、蜜蝋を22g
加えました。フライパンに水を入れ、コンロで沸騰させ、荏油を湯煎の状態で加熱し蜜蝋を溶かしました(左写真)。 冷えると固まりました(右写真)。
2019年
8月
26日
月
前回接着した4組の薄板積層板の側面に、それぞれ1本ずつの桜の角材(19×20ミリ)を接着しました(上左写真)。右の写真はその断面を撮ったものです。中央の桜の角材は2本が背中合わせになっています。2組を一緒に接着しています。右側の檜の角材はクランプするための添え木です。
昨日、松島基地航空祭を見てきました。郡山駅AM7時発のバスで行ったのですが、基地の手前15キロくらいから大渋滞となり、基地到着は11時半過ぎになってしまいました。飛行展示としては戦闘機F-2の機動飛行とブルーインパルスの展示飛行だけ見ました。ブルーインパルスの展示飛行は圧巻ですね。左写真は3代目ブルーインパルス(T-4)です。右はF-2です。お天気は予報に反して晴れてしまい、大変暑い見学になりました。
2019年
8月
24日
土
寄木の作品に再挑戦です。上左写真は中心部の角材(12ミリ)を3本ずつ3組接着したところです。中心部の配置、配色は前回と同じで、ブビンガとカヤ材を使ってます。この作業は昨日やっておきました。上右の写真は今日、この3組を接着したところです。右写真は中心の角柱側面に接着するパーツです。栃(8ミリ厚)、ブビンガ(3ミリ厚)、栃3ミリ厚)、桜(4ミリ厚)を1組として4組同時に接着したところです、幅は39ミリにしました。
2019年
8月
23日
金
先月積層ペンダントを作った時、仕上げまで削ったのは3個で、11個は偏心穴開け作業が残っていましたので、今日残りの作業をやりました(写真)。偏心ジグを使い、中心に7ミリの穴を開けてからボールガウジで穴を開け、サンディングし、サンデイングシーラー、クリアラッカー塗布で完成です。紐は後日付けます。
2019年
8月
20日
火
寄木の3個目の作品は蓋付きのカップの様なものを作ってみました。先ず蓋の外側を削ってから、これを支えるものを準備して、蓋の内側を削りました(左写真)。たまたま径76ミリの欅の円柱があったのでこれを利用し、チャックで掴み、蓋が納まるように内側を削りました。右の写真は蓋がきっちりとはまる様に、本体内側を削り、サンディングしたところです。
次に本体に蓋をしてテールストックで押さえて、外側を削り、サンディングしました(左写真)。パーティングツールで切り離し、摘みのトップと底のへそを仕上げました。これで生地完成です(右写真)。蜜蠟ワックスを塗る予定です。
2019年
8月
19日
月
今日から木工を再開しました。ただし午後からお客様が見えたので、2個目の寄木コブレットを作っただけです。前回と同じ型にしました。写真で右が今日作った分です。お客様は福島県の農林事務所の方でした。10月に森林事業部主催のイベントがあり、その時木工製品のオークションがあり、そこに出品する作品などで協力して欲しいとのことでした。色々話し、作品を決めて帰られました。
2019年
8月
14日
水
寄木たね木が出来たので、旋盤で削りました。長いまま旋盤に載せたので、スリーポイントステディーで支えて削りました(上左写真)。 コブレットのくびれ部分を完全に削る前に、内部を削りサンディングしてから、右の写真の様にテールストックで押さえて外側を削りました。底は彫刻刀とサンドペーパーで仕上げました(左写真)。デザイン的には今一でした。
2019年
8月
13日
火
市松模様の角材周りに3種の板で作った合板を接着しました(上左写真)。その断面を右の写真で示しました。合板の木端部分に貼った薄板は隣り合わせの合板をクランプで押さえるためのものです。合板の幅をもう少し広く作れば不要でした。
2019年
8月
12日
月
昨日角材3本ずつを接着した3組を重ねて接着しました(上左写真)。断面は上右写真の様になります。この寄木した角材の外側4面に4枚の板を張るのですが今回はこの板も3枚の板を貼り合わせたものにします。下左写真の様に12ミリ厚の楓材に3ミリ厚のタモとウェンジュを貼った物を4組接着しています。
2019年
8月
10日
土
寄木のコブレット作りを始めました。左の写真は以前作った物ですが、上部を少し変えてみることにしました。右の写真で手前にある2組はブビンガとカヤの12ミリ角材で、カヤをブビンガで挟んだ形です。この形で撮影後、接着しました。右の写真で接着中の物はブビンガ角材をカヤで挟んでいます。角材がずれないように上下に角材を添えてクランプしています。
2019年
8月
09日
金
オフコーポからKDSパイプクランプを購入しました。代金は1300ミリのパイプ付き4本セットで12960円+送料712円でした。長い作品はバクマのF型クランプや長ねじを使った手製クランプを使っていましたが、今回写真のパイプクランプを買ってみました。パイプは亜鉛メッキした鉄製ですが、他のパーツはアルミのダイキャスト製です。パイプにはねじは切ってなく、移動できるので、小さなワークはパイプの中央付近で鋏むことが出来ます。使い勝手がよさそうです。
2019年
8月
08日
木
今日はつくば市在住でJWA会員のYさんが知り合いの方と計4人で我が工房の見学に見えました。昼頃見えて3時過ぎに帰られました。椅子作りは座板を貼って私の作業は完了しました(写真)。座板はコンパネを使用しました。椅子としては未完成ですが、この後専門業者にビニールレザー(合成皮革?)を貼ってもらうそうです。完成すると木部は脚しか見えなくなるようです。
2019年
8月
07日
水
前脚、後脚上部にそれぞれ補強の角材を取り付けました。接着剤を塗り、ビスでフレームと角材、角材と脚を固定しました。次に背もたれ上部に横木を取り付けました。カーブしているので、縦木の上部を鉋で少し削っておきました。最後に背もたれ下部に横桟を取り付けました(写真)。座板を付ければ完成となります。
2019年
8月
06日
火
フレームに脚と背もたれ縦木を取り付けました(写真)。脚も背もたれ縦木も角度をつけて取り付けなければなりませんので、作業台に図面を置き、角材などを要所にクランプで固定し、ワークの位置を決められるようにしました。接着剤を付け、ビスで止めました。背もたれ縦木はビス止めする際に図面より40センチ上方に置くことになるので、写真の左側に見えるように衝立のようなものを置きました。昨日背もたれ上部の横木を帯鋸でカットしましたが今日、ディスクサンダーとスピンドルサンダーで仕上げました。
2019年
8月
05日
月
脚下部の底面がフレームと平行になるようにカットしました(上左写真)。次にフレームの組み立てに入りました。あられ組みがきっちりと納まるように、彫刻刀などで調整してから接着剤を付け、クランプで押さえ、ビスを打ちました(上右写真)。クランプに限りがあるので、今日は4個だけ組みました。右の写真は背もたれ上部の横木を円弧状にカーブさせてカットしているところです。薄い合板でテンプレートを作り、墨付けし、小型帯鋸でカットしました。帯鋸には6ミリ幅のブレードをセットしてあります。6ミリ幅ですとブレードが切れる心配もなく、快適にカット出来ました。
2019年
8月
03日
土
背もたれ(横木)上下2本と脚取り付け補強材前後2本分を製材し、所定の長さにカットしました。上部背もたれ横木は円弧状にカーブしています。カーブのカットは未加工です。各部材のビス位置を墨付けしました。1個だけ接着剤を付けずに、ビスだけで仮組してみました(写真)。ほぼ予定通りに仮組出来ましたが、あられ組の部分に若干の隙間が出来るところもあるので、再度調整が必要です。