2020年

4月

30日

棚作り(その8)

 天板には溝を掘り、側板を差し込んでありますが、補強のために天板から側板にビスを3本ずつ打ち込みました。天板の上にフェンスのようなものを接着しました。名称は解りません。天板の上に載せたものの落下防止の役割がありそうですね。天板に打ち込んだビスはこのフェンスで隠れます。引き出しは適当な位置に止まるように、後ろに角材のストッパーを棚板に接着しました。背板は一旦外してサンディングしてから真鍮釘で止めました。側板には棚板の位置に、各3本の真鍮釘を打ち込みました。また底板から仕切り板に向け3本のビスを打ちました。引き出しの取っ手は未だ取り付けていません。後日依頼者が取り付けることになりました。取っ手が無いと、差し込んだ引き出しが抜けなくなりますので、L 字形に曲げたトタン板を差し込んでおきました。これで私の作業は完了です。

 

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2020年

4月

29日

棚作り(その7)

 抽斗を接着しました(上左右写真)。左写真のやり方は良くないですね。底面が完全な水平になりません。現在修正中です。左写真は背板を加工して、仮組したところです。6枚の板の木端に溝を掘り、3.5ミリ厚の雇いさねを入れてあります。接着剤は使いません。各板を棚板に真鍮の釘で止めます。板が縮んだ場合は板の間に隙間が出来ると思います。さねが入ってるので透けて見えることはないはずです。通常、この手の棚は背板には合板を使いますが、この棚は共木の板を使いました。結構手間がかかりますね。

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2020年

4月

28日

棚作り(その6)

 天板を接着し、長ねじクランプで押さえました(左写真)。引き出し作りにかかりました。前板、側板、向こう板、底板を予定の厚さに自動鉋で整え、幅、長さをテーブルソーでカットしました。前板厚22ミリ、側板、向こう板厚15ミリ、底板厚12ミリとしました。向こう板の長さ(箱幅)は本体の引き出し間口より3ミリ短くし、前板は1ミリ短くしました。また向こう板の高さは本体開口部高さより3ミリ短くし、前板の高さは1ミリ短くしました。底板は普通は合板を使いますが、この棚は箱板も底板も全て共木(栗)です。底板は133ミリ幅の板を雇いさねで3枚接ぎにしましたが、接着剤は使っていません。無垢材なので、幅方向の縮みが向こう板や前板に比べ大きくなると思われるので、縮みフリーの状態にしました。各部材に切り欠き、溝堀をして仮組をしてみました(右写真)。

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2020年

4月

27日

棚作り(その5)

 通院したので、木工は10時からです。昨日、日曜日ですが、棚作りを少し進めました。仕切り板は裏表両面に溝彫りが必要ですが、片面を忘れていたので、天板の残り1本と合わせ計4本の溝を掘りました。彫り止まり部分を鑿で仕上げ、仮組み立てをやってみました。調整の必要な部分が2か所程見つかりました。ここまでは昨日の作業です。今日は不具合個所を調整してから、釘下穴開け、面取り、サンディングなどしました。通常釘は使いませんが、依頼者の希望により、側板を棚板に止める形で、真鍮の釘を打つことになっています。真鍮の釘は頭が丸く盛り上がっており、飾りとして打ちます。ただしこの棚の構造では、深さ5ミリの溝に、棚板や底板を差し込み、接着するだけなので、強度的には釘が多少の補強の役目を果たします。この後、組み立て接着に入りました。先ずは片方の側板に棚板、仕切り板、底板を差し込み、クランプしました(左写真)。1時間程放置した後、残りの棚板、側板を接着し、クランプしました(右写真)。クランプは長ねじで自作したものです。角材を長ねじで締め付ける形になっていますが、角材が側板に接する部分は中央部が凸型に膨らんでいます。これにより、側板の中央部分にも圧力がかかります。使い勝手はあまりよくありませんが、このようなもののクランプにはパイプクランプより具合がいいようです。

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2020年

4月

25日

棚作り(その4)

 背板用の切り欠き作業ですが、テーブルソーでやった場合、天板では両サイドを残して、ルーターで掘り足しをやることになるので、結局天板、底板の切り欠きもルーターでやりました。次に棚板、底板を差し込むために、側板、仕切り板を並べて押さえ、深さ5ミリ、幅20ミリの溝を掘りました(左写真)。ルータービットは径12なので2回かけて20ミリにします。その他、側板、仕切り板を差し込むために、底板に1本、天板に3本の溝を掘ります。今日は天板の1本が残ってしまいました。

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2020年

4月

24日

棚作り(その3)

 板接ぎした側板、仕切り板、天板、底板、棚板の目違いを鉋でとってから幅、長さを上り寸法にカットしました。パーツが大きいので長さカットはスライドソーを使いました(左写真)。次に溝堀、切り欠きなどの墨付けをしました。背板をはめ込むために、側板、天板、底板に切り欠き加工をしますが、側板は大きいのでルーターを使ってみました(右写真)。13×12ミリの切り欠きなので2回に分けて掘ってみました。かなり時間がかかります。天板、底板はテーブルソーでやってみます。

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2020年

4月

23日

棚作り(その2)

 昨日接着の準備をした側板2枚と仕切り板を接着しました。接着剤を付け、クランプし、はみ出した接着剤を拭き取ります。これだけで2時間程かかりました。次に棚板、天板、底板の板接ぎ用」「さね」を5本準備しました。幅16ミリ、厚さ5.8ミリ程です。また天板の「さね」用の溝は木口付近は掘れないので、テーブルソーの掘り残し部分をトリマーで掘り足しました。左写真は棚板を板接ぎ接着、右の写真は天板と底板を板接ぎ接着したところです。今日は接着作業だけで1日終わりました。

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2020年

4月

22日

棚作り

 ミシンテーブルは未だ完成していませんが、急いで棚を作ってという注文があったので、棚作りを開始しました。高さ128センチ、幅90センチ、奥行35センチとかなり大型です。左写真のような形で、栗材で作ります。上部に引き出しが2個付きます。背板は15センチ幅の栗板を並べて貼ります。側板、仕切り板、天板、棚板、底板全て2枚の板を接ぎます。右の写真は側板と仕切り板の板接ぎシミュレーションです。未だ接着剤は付けていません。

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2020年

4月

20日

ククサカップ作り(その5)

 120番サンドペーパーで研磨しました。大変時間がかかります。最後は240番で仕上げました。疲れます。カップの底下は平らなので我が工房の焼き印を押しました。加熱時間は8分です。木固めエースを塗りました。

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2020年

4月

18日

ククサカップ作り(その4)

 ククサの取っ手に穴を開けました。2個はボール盤で径20ミリの穴を二つずつ、1個は糸鋸でB字形に切り抜きました。いずれも取っ手の下に台木を置いて安定させて作業します。台木は帯鋸で取って脇から切り落とした端材を使います。ディスクサンダーやスピンドルサンダーでカップ側面を削り、穴の周囲はナイフで削ります。サンドペーパーで磨きましたが、未だ完了していません。

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2020年

4月

17日

鏡用額縁作り(その2)

 額縁をサンディングしてから接着剤を付けて組み立てました(左写真)。ククサカップの残り3個を進めました。カップ内側を削り、サンディングし、取っ手の付け根付近をスピンドルサンダーで削りました。この後、カップ外側を45度で研磨しました(右写真)が順序を間違えました。取っ手を糸鋸でカットしたり、ドリルで穴開けする工程を先にやるべきでした。側面を斜めにカットすると、糸鋸作業などがやりにくくなります。

 

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2020年

4月

16日

鏡用額縁作り

 額縁材の両サイドに組手加工をしてから、鏡を入れるための切り欠きをしました(左写真)。切り欠き寸法は幅12ミリ、深さ7ミリです。昨年作った時はテーブルソーにダドブレードカッターを取り付けてカットし、両サイドはルーターで掘り足しました。今回はトリマーテーブルで切り欠きをやってみました。トリマーテーブルの定盤長は70センチ程度なので、テーブル前後に長さ60センチ程の角材を取り付けて延長しました(右写真)。楢材は堅いし、ビットの切れ味も良くないので、深さは7ミリですが、2回に分けてカットしました。

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2020年

4月

15日

ククサカップ作り(その3)

 ククサカップをサンドペーパーで仕上げました(左写真)。この工程が一番時間がかかりますね。額縁作りを頼まれたので、ククサ作りは取り敢えずここで中止しました。額縁は鏡を入れるそうで、高さ160センチ、幅60センチと大型です。厚さ4センチ、幅38センチ、長さ220センチの楢の厚板が提供されました。板は反り、ねじれがひどく、カット作業が大変でした。丸鋸、帯鋸、手押し鉋、自動鉋を使い、ようやく角材に仕上げました(右写真)。角材の寸法は50×30ミリです。

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2020年

4月

14日

ククサカップ作り(その2)

 午前中はお客様対応で、木工は午後からです。ククサカップのチャックの掴み代を帯鋸でカットしました(左写真)。次に取っ手に指を入れるB字型の穴を糸鋸で切り抜きました。その後、カップを45度に支え、角を帯鋸で5か所、切り落としました(右写真)。カップの右側に置いた台は、先日作った角度調整出来る台です。カップの左側にも45度の面を作った角材を定盤に固定しました。このカットは少し怖い感じがしました。

 カップ側面下部をディスクサンダーで45度に研磨しました。予め側面に研磨線を入れておき線を目安に研磨しました(左写真)。帯鋸で粗くカットしておいたので、楽に研磨出来ました。次に30度、15度、8度という様に、台の角度を変えて研磨しました。更にスピンドルサンダー、ナイフなどで削った状態が右の写真です。

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2020年

4月

13日

ミシン台作り

 家内からミシンを置く台を作って欲しいと言われました。高さ58センチ程度です。使用していない小型のテーブルがあったので、これを利用することにしました。足を長く伸ばすより、上に追加の台を載せる方が簡単なので、上の写真のように作りました。追加の台の下部に取り付けた角材は台が左右にずれないようにしたものです。

 ククサカップは一昨日、1個だけチャックの掴み代作りまで行っていたので、今日は全点のチャックの掴み代を作り、1個は内側を削り、サンディングしました。

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2020年

4月

11日

ククサカップ作り

 桜材でまたククサカップ作りを始めました。カップ部の直径を85ミリ、高さを65ミリ程度と、前回より5ミリ程大きく作ることにしました。86×86ミリの角材に罫書し、帯鋸で大雑把にカットしました(上左写真)。取っ手部分の高さを67ミリにカットし、カップ周りをディスクサンダーで削りました(上右写真)。次に旋盤でカップ下部にチャック掴み代を削りました(左写真)。午後は出かける用事が出来たので、今日はここまでとしました。 

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2020年

4月

10日

ディスクサンダー治具完成

 昨日のブログのタイトルが間違っていました。ディスクグラインダーの治具となっていましたが、正しくはディスクサンダーです。修正しておきました。今日、側板をねじ止めしました。上の板をスムースに動かせるように調整する必要があります。蝶ボルトはM6ですがスリット幅は8ミリにしました。それでもボルトがスリットの壁に触れるところが出てきましたので、鑿やナイフで削りました。側板の内側に角度の目盛りを書きました。30度、45度、60度は三角定規をあてがって位置を決めて目盛りました。その他10度、20度などは三角関数表から位置決めして目盛りました。

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4月

09日

ディスクサンダー用角度可変治具の作成

 我が工房のディスクサンダーは自作したもので、定盤はディスクと直角に固定されています。今まであまり不便を感じませんでしたが、ククサカップの側面を研磨する際には角度調整機構が欲しくなりました。そこで写真のような治具を作りました。未だ完成していません。これをディスクの前に置いて使います。2枚の板は蝶番で止めています。上の板は下の板に対して0度から75度まで変更出来るようにしました。側板には幅8ミリの円弧状のスリットを開け、M6の蝶ボルトを入れました。上の板に木片を取り付け、鬼目ナットを仕込み、蝶ボルトを受けるようにしています。

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4月

08日

桜の器拭き漆

 6個の桜の器を拭き漆しています。写真は昨日4回目の拭き漆をして今日撮影したものです。念入りに研磨したつもりですが、漆を塗ってみると5個には多少の磨き残しがありました。左の1個はほぼ完璧に磨けていました。撮影の後、5回目の拭き漆をしました。その他、ナチュラルエッジの器に2回目の木固めエースを塗り、吊るし雛用ハンガーには水ペーパーをかけて2回目の黒ペンキを塗りました。

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4月

07日

吊るし雛用ハンガーの塗装

 吊るし雛用ハンガーを黒のペンキで塗装しました(左写真)。後1~2回塗る予定です。右の写真は3月初旬に仕上げ削りをした桜のナチュラルエッジ器です。木固めエース1回目を塗りました。その後に挽いた6個の桜の器は4回目の拭き漆をしました。

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4月

06日

吊るし雛用ハンガー作り

 知り合いの方から吊るし雛用ハンガー作りを頼まれました。桃の節句は終わりましたが、今度は端午の節句ですね。高さは150センチです。柱は34×30ミリの角材にしました。組み立て接着をしたところです。乾いたら黒ペンキを塗ります。

 下の写真は棚倉町城跡公園の風景です。昨日夕方撮影したもので、桜はほぼ満開です。風が冷たかったです。春の桜、秋の紅葉が素晴らしい公園です。 

 

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4月

04日

欅丸太の処理

 3月11日に輪切りした欅丸太を良く見ると芯の辺りから割れが見つかりました。大物を挽いても割れを避けられそうもないので、小物用に分割しました。先ずはチェーンソーで2つにカットしました(上左写真)。これだけで20分くらいかかりました。後は帯鋸で処理出来ました。14~16センチの角柱(長さ約26センチ)4本にカットしました。何を挽くか未だ決めていません。

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2020年

4月

03日

本棚作り

 本棚と言っても左写真のように、変わった形のものです。小生、パソコンなどは家のリビングの隅に置いてある炬燵テーブルでやっています。炬燵脇はカウンターテーブルでその上に本なども置いてありますが、プリントアウトしたブログは量も多いので、カウンターテーブル下の空きスペースを活用して、ここに本棚を置いて収納することにしました。カウンターテーブルの下部には貫がありますので、貫をまたぐようにしたので、左写真のような形になりました。右写真は出来た本棚を実際に置いて、ブログのクリアファイルを納めたところです。ファイルが倒れないように左横から角材にねじ止めした板で押さえ、その角材をクランプで固定しています。この方法は良い方法とも思えないので、何かいいアイデアが浮かんだら改善したいと思ってます。

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2020年

4月

02日

木工休み

 今日は那須方面に出かけたので、木工は休みました。途中で白河関跡に立ち寄りました。ここにはカタクリの群生地があります(上2枚の写真)。杉の巨木もあります。推定樹齢は約800年で、幹回りは5メートルだそうです(下写真)。

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4月

01日

桜の器仕上げ削り(その4)

 残り2個の器の仕上げ削りをしました。左の写真は昨日、節穴に接着剤を入れて、今日仕上げた状態です。詰め物が判別は出来ますが、良しとします。

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戸棚作成