栗の製材

 友人から戸棚の作成を依頼されましたので、栗材で作ることにしました。数年前に栗の丸太をチェーンソーで4つ割にして乾燥させていました。切れ味悪いチェーンソーで縦割りしたので、切り口ががたがたです。写真の板材の上に見える電気鉋である程度平らに削ってから、帯鋸で24~30ミリ厚の板に挽いてみました。この状態でしばらく放っておいて、使う際は20~25ミリ厚に削って狂いをとって使います。板4枚の比重を測定したところ、0.44~0.47と出ました。栗の気乾比重をネット(木材博物館)で調べると0.6、書籍(宮本茂紀著 原色インテリア木材ブック)でも0.6でした。なぜかこの栗板は比重が小さく、充分に乾燥しているように思えます。

戸棚作成