真空チャック作り準備(その3)

 真空チャックとかバキュームチャックとかの言葉の定義は分かりませんが、当ブログでは真空ポンプからワークを吸いつけるパーツまでの全体を真空チャックと表現し、ワークを吸いつけるパーツをバキュームチャックと表現することとします。今日はバキュームチャックを作ってみました。柿木と思われる材料を径100ミリ、長さ80ミリ(チャックの掴み代を除く)に削り、径60ミリのフォスナービットで深さ55ミリの穴をほりました。穴を径80ミリまで広げる予定でしたが、深さ5ミリまでのみ80ミリに広げました。円筒の肉厚は縁の付近で幅10ミリです。ここに深さ1ミリ、幅6ミリの溝を掘りました(左写真)。この溝に厚さ3ミリのゴムシートをパッキン状にカットしてセメダインスーパーで貼りつけました(右写真)。ゴムシートは彫刻刀(印刀)でカットしましたが、綺麗にカットするのは結構難しいですね。しかもカットしている内にゴムが少し伸びてしまいます。外径96ミリの円に沿ってカットしましたが、径97ミリくらいに上がりました。接着する際に溝に押し込むことが結構大変でした。しかし溝にゴムを入れるのは良くないですね。どんぶりのようなものを吸いつけた場合、円筒の縁がワークに接触してしまいますね。本番では溝堀は止めます。このチャックに細い円筒を差し、小型のチャックとしたり、大きいものをかぶせて大型チャックとして使えるようにしたいと思ってます。クラフトまなさんのやり方を真似させてもらいます。

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