オイルミストトラップ完成

 上部の円盤周囲に糸鋸で6個の切り欠きを入れました(左写真)。排気の通り道です。穴を開けたトタン板の筒は下側のパーツにねじ止めしました。穴を開けた塩ビ管は上の歯車状の円盤に接着しました。セメダインスーパーという接着剤は塩ビにも木にも接着出来るのですね。この塩ビ管に4ミリ厚のオイル吸着マットをを2重に巻きました(右写真)。マットに穴のようなものが見えますが、これは穴ではありません。上層部、下層部を止めるためのものと思われます。これをトタン板の筒の中に差し込み、押さえのネジを締め、外周部の塩ビ管を組み付けて完成です。

 

 オイルミストトラップの吸入口にパイプを差し込み、ビニールテープを巻きました。このパイプは表面のスパイラル状の凹凸が激しいので、ビニールテープは強く引っ張りながらきつく巻きました。反対側の端はゴム状の継ぎ手が付いてます。こちらにもビニールテープをきつく巻きました。この継ぎ手はうまい具合に真空ポンプの排気口に丁度良く被せることが出来ます。オイルミストトラップの排気側は集塵機の自在パイプに繋ぎました。この自在パイプは旋盤の後ろ側の集塵ポートに繋いでいたものですが、集塵効果が薄いのであまり使っていませんでした。配管が終わったのでオイルミストトラップを旋盤裏の壁に固定しました(左右の写真)。いよいよ試運転です。排気の自在パイプをブラスゲート(シャッター)から外し、油煙を確認できる状態にしました。真空ポンプを回し、バキュームチャックには器を当てました。自在パイプの開口部を見ると、油煙が出ています。オイルミストトラップを付けていない時より減ってはいますが、これではまずいと思い、オイル吸着マットを増やすことにしました。再度分解し、オイル吸着マットを3重に巻きました。マットのスペースは約13ミリなので、4重には巻けません。再度試験運転してみると、油煙は非常に少なくなりました。若干は出ていますが、集塵機で吸い込み、室外に排出する仕組みになっていますので、これで良しとしました。今回、オイルミストトラップを作るにあたり、JWA顧問の伊藤さんから写真や図面を送っていただいたので、大変参考になりました。有難うございました。

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コメント: 2
  • #1

    心響太鼓工房 鈴木 (金曜日, 09 2月 2018 20:31)

    オイルミストトラップ出来上がりましたね。
    排気は、集塵機を通さず直接外に出すようにした方が良いと思います。
    集塵機を通すと集塵機につながっているホース内に油が付着してしまい、塵も付着することになります。

  • #2

    ひねもす工房 久保田 (金曜日, 09 2月 2018 21:45)

    コメントありがとうございました。直接室外への配管検討してみます。

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