ドールベア作り

 ケーキ皿は支柱との接着が出来たので、支柱下部の処理をしました。皿上部を真空チャックで保持しようとしましたが、何故か真空度が上がりません。別の物をバキュームチャックに当てがうと真空度は上がります。やむを得ず、テールストックで押したまま下部を削り、最後は鋸で切り落とし、彫刻刀とサンドペーパーで仕上げました。材料は皿2個分準備しましたが、残り1個は後日作ることにしました。

 複数の方からドールベアを欲しいと言われたので、10個程作ることにしました。前回と同じく楓材で作成開始しました。頭と胴体用に10個の角材を準備しましたが、1個に干割れが見つかったので、9個で進めることにしました。先ずは頭側にチャックの掴み代を作りました。上左写真は胴体下部に深さ45ミリ、径3.5ミリの穴を掘り、更に深さ20ミリ、径6.5ミリの穴を開けたところです。左右前後に角材をあてがい、垂直を保っています。上右の写真は足の付け根と腕の付け根のゴム通し穴を開けているところです。材料の左側と、向こう側に角材を固定し、穴位置を決めるようにして開けました。径3.5ミリのキーは曲がってしまうこともあるので、一気に材料の下側まで開けず、真ん中でやめ、残り半分は反対側から開けました。材料にキーが当たった瞬間に曲がり始めることもあります。こういう場合は、材料をボール盤から下ろし、錐で3~4ミリくらいの穴を開けてからボール盤に戻して穴開けするといいですね。

戸棚作成