サイドボード作り(その11)

 蟻ビットをトリマーに取り付け、蟻溝を掘りました(左写真)。写真で溝の手前側から蟻桟を差し込むので、奥側は手前側より1ミリ狭く溝堀をしています。蟻桟の幅にもテーパーを付けます。蟻桟の側面にテーパーをつけた定規を取り付け、トリマーテーブルで蟻型に削るのですが、削り過ぎると修正は出来ないので、少し削っては天板の溝に差し込み(右写真)、手で押してストップ位置から5センチ程手前まで押し込めるまで削ります。ここまで削ったら後はハンマーで叩き込みます。

 天板の周囲下部(背面以外の3か所)をトリマーテーブルで瓢箪面に面取りし、表裏をサンディングしてから、天板に蟻桟をハンマーで叩き込みました(左写真)。蟻桟の仕込みが終わると幾分ほっとした気持ちになるものですね。右の写真は本体に天板を載せたところです。蟻桟を横桟にねじ止めして、天板を本体に固定する予定ですが、インパクトドライバーが抽斗部分に入らないので、手回しドライバーで止めるしかないですね。4本の脚の下半分は旋盤で丸く削る予定ですが我が工房の旋盤では限界長さを超えているので、削れません。JWAの研修場の旋盤をお借りして削る予定です。明日は同窓生との忘年会のために出かけますので、木工は休みます。 

戸棚作成