写真は壊れた額縁です。一番外側の縁材はアガチスのようです。右の写真で見られるように厚みも十分でなく、落下の衝撃に耐えられなかったようです。同じ形の物は出来ませんが、雰囲気が似たものを作ろうと思い、工夫してみました。
縁材の裾が広がった形にするために、テーブルソーの刃を傾け(約13度)て斜めに挽割りました。この斜めにカットした面のほぼ中央に、深さ3ミリ、幅30ミリの溝を掘りました(右写真)。溝の断面はU字形です。縁材の面を平らにするために、斜めカットで切り落とした端材を下に敷いています。また縁材の上部はトリマーテーブルで丸く面取りしました。縁材の裾付近にはV字形の溝を掘りました。
縁材をサンディングし、角を突き合わせてみました(左写真)。接着する際に紐クランプをかけるのですが、縁材が裾広がりになっているので、このままでは紐クランプをかけられません。そこで斜めカットで切り落とした端材をあてがってクランプしました(右写真)。
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MU工房 (火曜日, 03 9月 2019 08:18)
額縁の角ピッタリですね、流石。
ひねもす工房 (木曜日, 05 9月 2019 11:26)
コメントありがとうございます。やはり裾広がりの額縁は手間がかかりますね。