棚作り(その5)

 通院したので、木工は10時からです。昨日、日曜日ですが、棚作りを少し進めました。仕切り板は裏表両面に溝彫りが必要ですが、片面を忘れていたので、天板の残り1本と合わせ計4本の溝を掘りました。彫り止まり部分を鑿で仕上げ、仮組み立てをやってみました。調整の必要な部分が2か所程見つかりました。ここまでは昨日の作業です。今日は不具合個所を調整してから、釘下穴開け、面取り、サンディングなどしました。通常釘は使いませんが、依頼者の希望により、側板を棚板に止める形で、真鍮の釘を打つことになっています。真鍮の釘は頭が丸く盛り上がっており、飾りとして打ちます。ただしこの棚の構造では、深さ5ミリの溝に、棚板や底板を差し込み、接着するだけなので、強度的には釘が多少の補強の役目を果たします。この後、組み立て接着に入りました。先ずは片方の側板に棚板、仕切り板、底板を差し込み、クランプしました(左写真)。1時間程放置した後、残りの棚板、側板を接着し、クランプしました(右写真)。クランプは長ねじで自作したものです。角材を長ねじで締め付ける形になっていますが、角材が側板に接する部分は中央部が凸型に膨らんでいます。これにより、側板の中央部分にも圧力がかかります。使い勝手はあまりよくありませんが、このようなもののクランプにはパイプクランプより具合がいいようです。

戸棚作成