三脚作り(その2)

 昨日準備した板材に墨付けをし、帯鋸で縦に二つ割りにしました。帯鋸で挽いた面は荒れていますので、手押し鉋や手鉋で仕上げ削りをやりました。三脚の3本の柱材の内、2本は写真のように組みます。重なる部分は互いに板厚の半分まで切り欠き、接着します。重なる部分の中央にほぞ穴を開け、ここに残り1本の柱の木端(斜めにカット)にほぞを作り差し込みます。切り欠きや、ほぞ穴の墨付けに結構手間がかかりました。写真は柱の上下を逆さまに置いてあります。重なりの最下部から下にテーパーを付けています。三脚上部のV字型の頂角は24.4度になりました。そこで杉板をカットして直角三角形の治具を2個作りました。小さい方の角度は12.2度としました。ほぞ穴墨付けにこの治具を使いましたが、角鑿盤でほぞ穴を開ける際にも必要になると思ったので、2枚作ったわけです。

戸棚作成