留め雇い核加工

 那須塩原市のお店の方からサイドテーブルのようなものを頼まれました。筐体を留め雇い核(さね)加工をして木口が見えないように作ることになりました。未だ材料が届かず、加工に入れませんがこの加工は経験していないので、厚さ20ミリ、幅110ミリの板を使い、箱を留め雇い核で作ってみることにしました。上左写真はテーブルソーのブレードを45度に傾けて部材の木口を留め切りしているところです。この後、ブレードの傾きを30度にして箱の上縁の部分を斜めにカットしました。但し幅6ミリの平らな部分を残しました。上右写真は45度にカットした面にトリマーで幅4.5ミリの溝を掘っているところです。カット面は幅28ミリ程度なので、トリマーを安定させるために、断面が直角二等辺三角形の角材をカット面に並べて固定し、トリマー用のフェンスも固定しました。溝堀が終わったので、溝に核(さね)を入れて、紐クランプで押さえてみました〈下左写真)。未だ接着剤は付けていません。予定のテーブルは天板と底板が幅35センチ、長さが80センチ、側板が幅35センチ、長さが26センチ程度で、底板に高さ25センチ程の4本足が付く構造ですので、この箱とはだいぶ違います。それでも留め雇い核加工は行けそうだとわかりました。

 

 

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