自動鉋が不調

最近、自動鉋の調子が良くありません。幅広の材料をかけると以前より回転が落ちるようになりました。更に仕上がり厚さが材料の左右で若干の差が発生することが解りました。いよいよ機械が故障したかなとも思いましたが、一応刃を外してみました。研磨してから再度取り付けようとしたところ、異常が見つかりました。刃を取り付ける際は、上左写真の下部の黒いプラスティック板の上に刃を乗せて、刃先をストッパーの突起に当てます。その上に写真の中央に写っている金属板を乗せて、L字形の曲がった部分をプラスティック板の端に押し付け、刃にねじ止めします。これで金属板からの刃の出具合が一定になります。ところがL 字形に曲がった部分が直角より少し広がった状態になっており、しかも金属板に歪みも見られました。金属板と刃は一緒に機械に取り付けるのですが、この取り付けの際に、L 字形に曲がった部分を機械の溝にはめ込んでボルトを締めなければなりません。前回の取り付けの際に、溝にはまってない状態でボルトを締めてしまったらしいです。そのために金属板に歪みが出たり、L 字部分が直角で無くなったりしたと思われます。何ともお粗末な取り付けをやってしまったわけです。金属板の歪みを無くし、L字部分を直角に直して金属板を刃に固定しました(上右写真)。下の写真は刃を機械にセットしたところです。削りテストをしてみると、左右の厚みは一定になりました。幅広の材料で回転が落ちるかどうかは未だテストしていません。

 

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