ピン形の置物作り

 左写真はボーリングのピンの置物です。形状、重さはゲーム用のピンと同じです。最後のコーティングだけが異なっています。町内のボーリング場から借りて来ました。以前からこの形の置物を作ってみたいと思っていました。結構大きなもので、高さは38センチ、最大直径は12センチ程あります。重さは1.6㎏でした。楓の集成材でできていました。実物の3分の2の大きさで作ることにし、図面を書いてみました(右写真)。寄木で市松模様の板を作り、貼り付けて削ることにしました。

 

   市松模様の寄木は栃と槐で作ることにしました。板厚は10ミリで幅90ミリ、長さ240ミリの板を準備しました(上左写真)。栃と槐の板を交互に重ねて接着しました(上右写真)。接着の際のずれを防ぐために箱で囲いました。この手の接着はズレ防止が大変で、結局この方法が一番楽で確実だと思っています。ピンの中心は60ミリ角のヒバで作りました。ピンの最大直径は80ミリとしますが、寄木の板を前後左右に張るので中心材は60ミリ角でよさそうです。ピンの上部に2本の鉢巻きのような飾りを入れたいので、紫檀と思われる板を挟んで接着しました(下左写真)。

 

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コメント: 2
  • #1

    つねさん (月曜日, 22 3月 2021 21:10)

    着眼が良いですね。若かりし頃、よくボーリング退会を開催した事を想い出しました。
    ターニングならすぐ出来るのに、あまり見かけませんね。
    仕上りが楽しみです。upを待ってます。

  • #2

    ひねもす工房 (火曜日, 23 3月 2021 21:17)

    コメントありがとうございます。作っている内にヒバは寄木部分に使えば良かったとか、すでに反省材料が見えてきました。また市松模様が木口面になりますが、木端側にする方法はないものですかね。
     我が町には今時珍しく、ボーリング場がありまして、私も健康のために2年程前から月に2回、夜間にボーリングをやっております。ピンを手にするとその重さや大きさが良く解り、投げたボールがピンから大きな影響を受けるのだなということが実感できますね。

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