地球儀作り(その2)

 昨日のブログで3種の部材を用意したと書きましたが、図面を書かないことには寸法が決まりません。上の写真はブログ用にサインペンで書き、写真に撮りました。左の図は赤道から見た状態です。斜線の部分が削り上げた球体を示しています。①は赤道から北緯30度までの部材を表しています。これを上(極点)からみると右図のように台形になります同じように②は北緯30度から北緯60度までの部材ですが、今まで何個かの地球儀を作りましたが、今まではこの部分も赤道から見ると長方形(破線部分)、上から見ると台形です。今回、このやり方ですと、115ミリ角の材料の取り都合が非常に悪いことが分りましたので、②の実線部分の形で作ることにしました。ただし、このままでは①と③と接着できないので、②の長方形を菱形にカットしてから、上から見たら台形になるようにカットしなければなりません。試しにテーブルソーで長方形の2か所を45度にカットし、菱形にしてからスライドソーで台形にカット出来ることが分りました。接着が難しそうですが、これでやることにしました。③の部材は従来と同じで、横から見ると長方形、上から見ると二等三角形になります。

 上左写真は①の部材を台形にカットしているところです。高さが76ミリあるのでスライドソーが使えません。マイターゲージを15度にセットして、24個切り出しました。②の部材はテーブルソーで2辺を45度にカットしてから、スライドソーで台形にカットしました。②のパーツは高さが56ミリですのでスライドソーが使えました。上右写真は3種のパーツで、これで半球分です。②のパーツはこの形では接着の際、クランプ出来ないので、下の写真のように、断面が直角二等辺三角形の木片を接着しました。この木片は、②の部材を45度にカットした際の端材です。この木片を接着する際はクランプ出来ないので、接着剤を付けてから少し時間を置き、手で強く押し付けてから、放置したものです。

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