戸棚作り(その15)

 抽斗を接着しました(左写真)。手前の側板に板をあてがっているのは前板の両サイドにつばのような出っ張りがあるからです。右の写真は背板に釘を打つための下穴を開けているところです。背板1枚に釘8本打ちますので、あなは合計80個になります。真鍮釘の径は約1.8ミリなので、下穴は径1.5ミリのキーを使いました。

 

 背板の雇いさねは幅11ミリ、厚さ5.7ミリ程に削りました。背板をベルトサンダーで研磨し、さねを入れながら本体に並べて真鍮釘で止めました(左写真)。抽斗に取っ手を付けてほぼ完成です(右写真)。引き戸のガラスは依頼者が入れます。

戸棚作成