吊り棚作り

 テーブルの3本目、4本目の脚を削ってから、吊り棚作りの準備をしました。こちらが急ぎらしいので、テーブル作りを中断しました。材料の楢材は明日入る予定ですが、準備を始めました。棚板3枚を天井から吊る形になります。棚板は40ミリ幅の板を8枚、簀の子状に並べて、間口820ミリ、奥行き400ミリとなります。簀の子状に並べた板が段違いにならないように、8枚の板に横から貫通穴を開け、ここに径6ミリの楢の丸棒を通すという設計です。丸棒作りと正確な穴開けが必要になります。丸棒作りは「のほほん工房」さんのやり方を参考にさせてもらいました。のほほんさんは材料を電ドルで回し、先端を木片で支持して材料の角材にサンドペーパーを当てがって丸く仕上げるというやり方です。私は左写真のように旋盤で回し、80番のサンドペーパーで材料を挟むようにあてがってやってみました。材料は6.5ミリの角棒を準備し、角を手鉋で少し削って旋盤に乗せました。意外にうまく削れました。次にボール盤で板の木端から穴を開ける小道具を工夫しました。右写真のように長い角材をボール盤の定盤に固定し、材料の板をこの角材に押し付けて穴を開けることにしました。板の厚さは15ミリです。正確に穴を開けないと棒が通らなくなります。定盤の上に置いた2枚の合板の間にアルミの定規を挟んだりして微調整しています。

戸棚作成