地球儀作り(その2)

 昨日のブログで、材料の荒断ち写真を掲載しましたが、図面を書かないとパーツの寸法が決まりません。図面は以前に書いておきました。 左の写真は赤道から見た図面、右の写真は極点から見た図面です。これで断面が台形の部品寸法が決まります。パーツ数は一段で6×4=24、6段で24×6=144、南北の半球を合わせると288パーツとなります。

 昨日荒断ちした角材と板を自動鉋で幅、厚みを仕上げました。次は断面が台形のパーツにカットするのですが、今回は治具をセットしたテーブルソーでカットすることにしました。先ずはマイターゲージは90度のままにして、これに7.5度の傾斜を付けた木片を添わせ、ここに幅10センチ程の板を固定しました(上左写真)。この板にはスケールを貼り付け、ストッパーの位置を決めやすくしました (上右写真)。クランプで固定した板がストッパーです。傾斜を付けた板を使ったのは正確な角度を付けるためです。三角関数表からタンジェント7.5度は0.1317が得られます。長さ300ミリの角材を使ったので、300×0.1317=39.5が得られます。底辺300ミリ、高さ39.5ミリの直角三角形を作ると、7.5度の角度を持った正確な治具が得られます。これで能率よくパーツをカット出来ました(下左写真)。

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