日本蜜蜂スムシ対策

 日本蜜蜂の天敵はスズメバチなどですが、最も厄介なのはスムシです。スムシとは主にハチノスツヅリガの幼虫です。巣の材料の蜜蝋を食い荒らし、最悪は蜜蜂が巣を放棄して逃亡するらしいです。我が工房の巣箱でも昨年秋に小さなスムシを見かけるようになりました。巣箱の底板を引き出すと2~3匹のスムシが底板の上を這いまわっているのが見られました。今年の春には長さ15ミリくらいのものも見つかるようになりました。対策方法が解らず、いわき市の知り合いに相談したところ、決定的な対策は無いとのことです。ただ聞いた話として、蜜蜂を別の巣箱に追いやってスムシから逃れる方法を取っている人もいるとのことです。方法としては蜜蜂のいる巣箱の上に別の巣箱を置いて、下からブロアで風を送り、蜜蜂を新しい巣箱に追いやるとのことです。今までの巣や蜂蜜、蜂の幼虫を放棄することになるので、なかなか実行する気になれませんでした。しかし蜜蜂がスムシに占領され、逃亡してしまうよりはいいのではないかと思い、やってみることにしました。上の写真で脚立の上に置いたのが新しい巣箱です。写真右手に見える小屋の中に蜜蜂のいる巣箱があります。明日、巣箱の天井を取り去り、内部を見てスムシの状態を見て、あまりスムシがいないのであれば、元通り天井を戻し飼育を続けることに決めました。

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