陳列ケース作り(その14)

 2個目のケースの仕上げ作業に入りました。先ずはガラス押さえの木枠を本体3面にねじ止めしてから、扉に蝶番の掘り込みをやりました(右写真)。框材に角材を添えてクランプし、トリマーで2.2ミリ程掘り、鑿と彫刻刀で溝を作りました。下穴を開け、蝶番をねじ止めし、本体に入れて、蝶番位置を柱に彫刻刀で印付けし、扉と同様にして掘り込みました。扉を本体にねじ止めすると、再度の調整は不要でした。キャッチャー位置を印付けしてから一旦扉を外し、摘み、キャッチャー、上部ガラス押さえを取り付け、再び本体にねじ止めしました。扉のガラスは柱などに掘った溝に、上から差し込む方法にしたので、扉上部は切り欠きをした板でガラスを押さえる必要があります。キャッチャーの受け具を天の框にねじ止めして扉の取り付けは完了です。扉の取り付けは大変時間がかかりますね。この後埋め木の処理をして完成です。

戸棚作成