2023年

2月

28日

擬宝珠作り

 お寺で使う擬宝珠を頼まれました。お寺から直接頼まれたわけではなく、工務店からの依頼です。材料は欅で、寸法は右の写真の図面の通りです。上下2つの部材から作ります。下のパーツから作り始めました。材料は1辺215ミリの欅角材を工務店で8角形にカットしたものを投入してくれました。長さ740ミリですので、旋盤にセット(上左写真)するのも大変でした。回転を十分に落とさずにうっかりスイッチを入れてしまい、材料が飛び出しました。フェイスプレートは6本のビスで固定していましたが、ビスは全て曲がり、回転センターはベアリングが壊れました。回転センターを交換して削りました。最初は150回転でスタートし、丸くなってからも250回転以上には上げられませんでした。これ1本削るのにほぼ1日かかりました。

 明日、明後日と旅行に出かけますので木工を休みます。

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2023年

2月

27日

薪置き場作り(その3)

 屋根材として長さ91センチの波板6枚を笠釘で固定しました。3枚は古いポリカを使用、不足の3枚は9尺の塩ビ波板を1枚買って来て3等分して使いました。後ろ側に補強材として1段、横桟を付け、最下段の横桟の間に1本横桟を固定(薪が落下しないように)しました。いずれも1M強の角材を3本ずつ使いました。また後ろ側左右に1本ずつ筋交いを入れました。これで完成です。長い材木、薪を乗せてみました(写真)。

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2023年

2月

25日

薪置き場作り(その2)

 下部前後に横桟をねじ止めしました。この材料は反りが酷く、ブロック、丸太を乗せ、欅の塊をぶら下げて反りを矯正してねじ止めしました。最上部には波板を受ける垂木?を取り付けました。垂木は3.5M程欲しいのですが、長い材料がありません。3本の角材を相欠きして接着剤、ビスで止めて作りました。

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2023年

2月

24日

薪置き場作り

 工房で薪ストーブを使っていますが、その薪は工房脇に積み上げ、ブルーシートで雨を防いでいます。今回柱を立て、屋根を付け、薪の他に長い板や角材を置けるように作ることにしました。材料は最近ストーブで燃やして欲しいと沢山の廃材を頂き、長い材料も含まれていたので、これを利用することにしました。高さ約2M、幅3.2M、奥行き60センチと決めました。梯子段状のものを4個作りました(左写真)。写真で手前の1個は水道管に縛り付けて、仮置きした状態です。下の2段を薪置き場とし、上2段を材木置き場にします。

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2023年

2月

23日

丸太の什器作り(その4)

 壁際に立てる陳列台?の組み立てに入りました。長さが設計より少し短くなり、ガラスの端が丸太より若干はみ出すことになりましたが、これでOKとなり進めました。長さ2M以上になりますので、半分ずつ2組に分けて作りました。3本組の丸太を作業台に逆さまに立て、2枚の板を後ろからねじ止めしました。2組作って完成です。残るテーブル型の什器は部材を作り、依頼者が持ち帰り、明日作ることになりました。

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2023年

2月

22日

丸太の什器作り(その3)

 丸太の直径が乾燥収縮などもあり、図面と合わなくなっております。図面に合わせて、ガラスの製作がすでに進んでいるので、丸太とうまく合わないという問題が発生しています。検討時間も必要となり、今日は丸太の後ろに取り付ける板の準備だけ進めました。

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2023年

2月

21日

丸太の什器作り(その2)

 壁際に立てる什器を進めました。帯鋸で丸太を長さ90センチにカットしました。計33本になります。帯鋸横にロ-ラーをセットし、そばの手押し鉋の上にストッパーを置いて、作業しました。丸太は径130ミリありますので、この作業は緊張しますね。その後、3本ずつに束ねてビスで固定しました。私は材料を押さえて、依頼者が下穴開け、ビス打ちをやりました。ネット上に写真を掲載するわけにいかないので、しばらく写真はなしになります。

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2023年

2月

20日

丸太の什器作り

 昨年3月に丸太の什器を作りましたが、その第二弾とも言うべきものをまた作ることになりました。材料は前回と同じく、直径100~130ミリの杉の丸太を使います。右写真のようなもので、写真後方のものは高さ90センチの丸太を並べ、お店の壁際に立てます。その手前の2段のものは販売品を並べて置くためのものです。丸太の上に2段にガラス板を置きます。右のものは円形テーブルのようなもので、上にガラスの天板を置き、やはり品物を並べるものです。納期的に難しい物なので、依頼者と一緒に作業することになり、18日から作り始めました。今日夕方までに2段のものはほぼ出来ました。依頼者は昨日も自宅で作業しています。

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2023年

2月

18日

引き戸作り(その13)

 3枚目引き戸上部の鏡板の組み込みに入りました。鏡板の反りが酷く、中央横桟にも上部框にも差し込めません。そこで写真のように2本の角材で鏡板を挟み、クランプで押さえつけました。写真下部に見える縦框は厚さが35ミリで、鏡板は厚さ24ミリなので、角材だけでは鏡板を矯正できないので、鏡板に当たる部分には15ミリ厚の板を角材にビス止めしておきました。これで鏡板の反りを修正して中央横桟に楽に差し込むことが出来ました。次に角材を上部框の傍に移動して鏡板を挟み、縦横の框に接着剤を付けて組み、角材を取り外し、写真上部に縦框を接着し、クランプして組み立て完了です。

 

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2023年

2月

17日

引き戸作り(その12)

 2枚目の引き戸の組み立てに入りました。先ずは格子部分のパーツを接着し、乾燥を待つ間に3枚目の引き戸上段に使う鏡板の切り欠きをしました(左写真)。この鏡板は他の3枚より丈が20センチ程長いです。反りが一番酷く、幅80センチ程ですが、定規を当ててみると中央で1センチ以上窪みます。写真のように太い角材で作業台に押し付け、ルーターで2段、2列で計4回カットしてからトリマーで段差部分を45度カットして1か所の切り欠きが終わります。4辺、裏表ですから8か所となります。大変時間がかかります。写真はトリマーで45度カットも終わっています。最後に裏表のサンディングとなります。この後、2枚目の引き戸の組み立てをやりました。次に3枚目の組み立てに入りました。3枚目はガラス格子は付けず、この部分も鏡板です。右写真は縦框の上に下部框と中央横桟を立て、間に鏡板を入れて接着したところです。写真で上になっている縦框には接着剤を付けていません。上部鏡板は反りが酷く、中央横桟と上部横桟に差し込むことが出来ません。何か対策をしないと組み立てが進みません。困りました。

 

 

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2023年

2月

16日

引き戸作り(その11)

 引き戸3枚中、1枚は組み立て可能になったので、接着を開始しました。1度の背着では無理なので2回に分けました。先ずは左写真のパーツを接着しました。テーブルソーの定盤の上で作業しました。もちろん要所要所にクランプして接着しましたが、写真を撮り忘れたので、クランプを外した状態の写真を掲載しました。接着剤の乾燥を待つ間に2枚目、3枚目の鏡板の段欠きをやりました。組み立て接着は作業台の前に椅子を2個置き、この上に部材を置き、作業台にクランプで押し付けた状態で接着作業をしました。ねじれが起きそうな場合は、作業台に乗せてクランプしようと思っていましたが、ほとんどねじれがみられなかったので、右写真の状態で静置しました。

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2023年

2月

15日

引き戸作り(その10)

 2枚目鏡板の段欠きをやりました。段欠きの高さは7ミリですが、1度に7ミリカットすると抵抗が大きすぎるのか、ビットが下に動いて掘り込みが深かなったりしますので2段に分けて切り欠きしました。ルーターで段欠きしてから、段差部分をトリマーで45度にカットします。板接ぎした鏡板にかなり反りがありますので、鏡板の上に太い角材を置き、クランプで強力に作業台に押し付けながらの作業です。今日は午前中にお客様対応もあったので、段欠き1枚と、部材の面取り、サンディングで木工を終えました。

 

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2023年

2月

14日

引き戸作り(その9)

 鏡板の加工に入りました。板厚は24ミリです。材料が十分に乾燥していなかったようで、反ったり、横方向の縮みが発生し、1センチ程余裕をみて板接ぎしたのですが、1枚は予定寸法を5ミリ程割り込んでしまいました。10ミリ厚の板を接着しておきました。先ずは予定寸法にカットしました。テーブルソーで幅を決めてから、長さ方向は丸鋸で切りました。框や横桟には11ミリ幅の溝を掘ってあるので、板の周囲を10ミリ厚に切り欠きます。テーブルソーで切り欠きを試みましたが、材料が大きく、反りもあるのでうまくいきません。結局、ルーターに径20ミリのビットを取り付けて、切り欠きました。大変でした。切り欠き出来たのは1枚です。

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2023年

2月

13日

引き戸作り(その8)

 部材の溝堀をしました。上左写真は横桟に幅11ミリの溝を掘っているところです。テーブルソーにダドカッターをセットし、フェザーボードで部材をフェンスに押し付けています。上右写真はダドカッターです。2枚の円形のカッターでその上の細長いカッターを挟んでカットすると溝幅が11ミリとなります。横桟の溝の深さは6ミリとしましたが、縦框の溝は11ミリにしました。鏡板は横方向の縮みが大きいので。ガラスを入れる部分の溝はダドカッターを1枚だけテーブルソーにセットして掘ります。1枚で約3.2ミリ幅の溝が掘れます。戸車を取り付ける部分は深いところは角鑿盤で掘りましたが、ネジ止めする部分はトリマーを使いました。ネジ止めする部分の深さは戸の高さに影響するので正確さを要します。全部材の溝堀が終わりました(下右写真)。

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2023年

2月

11日

引き戸作り(その7)

 ほぞ加工を終わらせてから仮組をしてみました。差し込みがきついところはばらしてから再度帯鋸で削り、軽く差し込めるように調整しました。3枚全部の仮組は結構時間がかかります。

 今朝、30センチ近い雪が積もっていました。6時半から庭の雪かきです。工房に行ってまた雪かきです。疲れました。

 

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2023年

2月

10日

引き戸作り(その6)

 部材のほぞ穴加工はほぼ終わりましたが、ほぞ加工は半分程度済みました(写真)。ほぞ加工は、はまり具合を確認しながらの作業ですので、結構時間がかかります。

 今日は雪降りが凄いです。夕方5時半頃ですでに15センチ程です。今夜のうちに30センチ程度は積もりそうですね。明日の雪かきが大変そうです。

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2023年

2月

09日

引き戸作り(その5)

  墨付けは大変時間がかかりました。ガラスを上の桟から差し込む構造なので、結構複雑で、間違いやすく、墨付けも手間がかかります。縦框は長いので、作業台をどけて、角鑿盤の横にローラーをセットして加工しました。框中心付近の加工は窓を開ける必要があり、北風を受けながらの加工となりました。6本の縦框のほぞ加工は幅広の分だけ終わりました。

 

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2023年

2月

08日

引き戸作り(その4)

 縦框6本はスライドソーで長さ1965ミリにカットしました。それ以外の横框材や格子材を準備し、予定寸法にカットしました。これで部材はすべて準備出来ました(左写真)。明日から墨付け、ほぞ加工に入ります。

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2023年

2月

07日

引き戸作り(その3)

 昨日腰板2枚分の板接ぎをやりました。今日、残りの腰板1枚と、上部に入れる腰板(鏡板?)の板接ぎをしました。次に引き戸の左右の框?材を準備しました。仕上げ寸法は長さ約2M,幅70ミリ、厚さ35ミリです。材料は幅90ミリ、厚さは45ミリ程ありますが、全てに反りがあるので、大変でした。先ずは長さ2Mのアルミ製角パイプを使って材料に直線を引きます。次に帯鋸で直線カットですが、材料が長いので、帯鋸の前後にローラーを置いて、カットしました。フェンスも使いましたが、手加減で左右に振りながらのカットです(上左写真)。次は手押し鉋にかけますが、やはり前後にローラーをセットし、角材2面を直角に削りました(上右写真)。帯鋸で仕上げ寸法プラス2ミリ程度に2面をカットしてから自動鉋で仕上げました。合計6枚です(下右写真)。時間もかかり体力を使います。疲れました。

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2月

06日

引き戸作り(その2)

 板接ぎを開始しました。手押し鉋で木端を整え、マスキングテープを貼り、ビスケット中心位置を印付けし、ジョインターで溝を掘りました(上左写真)。腰板は6枚接ぎですが、3枚接ぎを2組作り、これを合わせて6枚接ぎとしました。パイプクランプ4本でクランプしています(上右写真)。大きくて重いので体力的にかなりしんどいです。左写真はジョインターの木屑排出状況です。以前は小型サイクロンを近くにセットし、木屑を吸い込んでいましたが、今回は旋盤上の排出ダクトに繋いで大型サイクロンで木屑を吸い込むようにしてみました。この方がセットが楽で、吸い込みもスムーズだと解りました。

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2023年

2月

04日

引き戸作り

 引き戸を3枚頼まれました。左写真のようなもので、高さ1965ミリ、幅915ミリ、厚さ35ミリと大型です。材料は栗です。右の2枚はガラス入り、左の1枚は上から下まで栗材です。鏡板(腰板?)部分の板を手押し鉋、帯鋸、自動鉋で準備しました(右写真)。合計24枚になります。疲れました。

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2023年

2月

03日

ペンダント作り(その3)

 残り4個のペンダント、削りと塗装完了しました。今日は午前と午後それぞれ別のお客様対応があり、木工はこれだけで終わりにしました。

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2月

02日

ペンダント作り(その2)

 紫檀のペンダント作り少し進みました。クリアラッカー仕上げです。

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2023年

2月

01日

ハブの溝堀り

 左写真は馬車か牛車の車輪のパーツと思われるもの(ハブ?)に、ガラス製品を乗せたところです。ハブの径は約21センチ、ガラスの径は16センチです。飾り物をガラスの内部に置くのですかね。ガラスが安定するように、溝を掘って欲しいとの依頼を受けました。右写真のようにトリマーをコンパス状に動かして溝を掘りました。トリマービットは径4.5ミリです。堅い木の木口を掘るので、1ミリずつ掘り下げ、5周して深さ5ミリまで掘りました。ハブの中心には内径40ミリの鉄パイプが埋め込まれていたので、ここに円柱状の木を差し込み、その中心に釘を刺してコンパスの中心にしました。

 トリマーをコンパス状に動かすために左写真のように、トリマーベース板の下側の板を外し、9ミリ厚の木の板をねじ止めしました。中心軸からビットまでの距離をアジャスト出来るように、ボルト穴を楕円形に掘りました。右写真はベンチの完成写真です。

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戸棚作成