2019年
7月
30日
火
脚のテーパー削りは未だ完了していませんが、後部の脚12本について次の工程を進めました。脚は床に対して垂直ではなく、後方に5度程傾くので、脚頭部をこの傾き分だけ斜めにカットします。テーブルソーで上左の写真の様に、テーパージグを挟んでカットしました。脚の中央付近に付けたブロックは脚頭部の断面と同形のブロックに径35ミリ程の穴を開けたものです。この脚の頭部を切り欠き、左右のフレームを載せる形にするため、上右写真の様にして脚に切り込みを入れました。テーパージグの下に台を置いて、ジグがカットされないようにしています。脚は後方に傾けるので、後フレームとの間にV字形の隙間が空きます。この隙間を埋めるために断面がV字形の木片を接着しました(下写真)。
2019年
7月
27日
土
背もたれ縦木をテーパー状にカットしました(写真で右の12枚)。案内線を書き、帯鋸で案内線の近くを切り、手押し鉋で1回削るとほぼOKです。何枚かは手鉋で修正しました。写真で左の24本は脚材をテーパー状にカットしたものです。熟練ターナーならこんなことをせずに、角材を即旋盤にかけるのでしょうが、小生にはこの方が能率的と考えたわけです。
2019年
7月
26日
金
フレームと背もたれ(縦木)の部材を所定の長さにカットし、加工を開始しました。上左写真はフレームの左右の部材の後ろ側の木口を約2度の角度で斜めにカットしているところです。傾斜を付けた板をマイターゲージと部材の間に挟んでカットしています。マイターゲージでも角度を付けることが出来ますが、元に戻すのに手間がかかるので、マイターゲージはいじらないようにしています。上右写真はフレームに背もたれ縦木を取り付ける部分を相欠きしているところです。部材を安定させるためにフェンスの上方に角材をセットしています。角材とフェンスは面を一致させています。背もたれ縦木も同様に相欠きしました。この作業は通常は帯鋸を使いますが、現在帯鋸のブレードが正常でないので、テーブルソーを使いました。フレームの左右の部材と前後の部材はあられ組みにするので、その加工もやりました(下の写真)。
2019年
7月
25日
木
フレーム材、背もたれ材(左右の枠材)などを削りました。写真で上の角材24個は脚用角材(太さ54×54ミリ)です。長さ37センチにカットしました。最下段の角材がフレームと背もたれ材です。残る部材は上下2本の背もたれ材と補強材などです。
2019年
7月
24日
水
本番の作成に入る前に、部分的に試作をすることにしました。上左写真は座板を載せるフレームの前部です。あられ組にしました。右の写真はフレーム後部で背板の枠材を後方に2度程傾けて接続するのですが、フレームと相欠きの形にしました。
脚を試作してみました。脚は370×54×54ミリの角材を旋盤で削り、先端の径25ミリ、上部の径45ミリに削ります。全部で24本削ります。角材をテーパー状に削ってから、旋盤で削ることにしました。楔形の添え木を作ってテーブルソーでカットしました。下から2番目の添え木は約2度の傾斜がついています。これで2辺をカットしました。次に約4度の傾斜の付いた添え木(写真最下部)を使って次の2辺をカットしました。傾斜2度の添え木はフレームと背板枠の木口のカットにも使用しました。
2019年
7月
23日
火
知り合いのお店の方から椅子を6個頼まれました。今日、見本と材料を渡されました。右の写真の物を作れば良いのですが、最終的にはビニールレザーを貼り、脚部しか見えなくなります。そのため、接着剤とビスで固定しています。材料は栗材を使うことになりました。強度を考えて、自分なりに少し工夫して作ってみようと思ってます。午後、現物に合わせて図面を書きました。
2019年
7月
20日
土
シャープニングジグ装置の設置を開始しました。グラインダーが小型なのでグラインダの下に29ミリ厚の板を敷くことにしました。ベース設置面からグラインダーの回転軸中心までの距離を162ミリ程度にするためです。ベースを設置する台は幅480ミリ、奥行き300ミリの板を準備しました。写真で表面が黒っぽく見える板です。昔の足踏みミシンのカバー板です。午後Vアームなどが届きました。台の上にベースやグラインダーを並べてみました。この台に下駄をはかせて台の上面が床から1メートルほどの高さにする予定です。
2019年
7月
19日
金
今日も工房の整理整頓をやりました。抽斗も開けて不要なものを捨て、内部を雑巾で拭きました。スロースピードのグラインダーが届きました(左写真)。ピーツールのグラインダーです。オフに発注したVアームなどは明日の到着のようです。
2019年
7月
18日
木
久しぶりに工房の整理整頓、大掃除を始めました。明日、スロースピードのグラインダーが届く予定なので、レイアウト変更を兼ねて、大掃除をしました。随分と不要なものが溜まっていました。工房の外も生垣の剪定やら、草取りやらいろいろあるので、明日も続きをやる必要があります。ということで今日は掲載出来る写真がありません。
2019年
7月
17日
水
桜の器を2個粗挽きしました。しらたを避けると径が15センチ程度になります。最終の形がなかなかイメージできず、厚めに挽きました。桜の半割材があと2個ありますが、割れが見えるので、粗挽きはこれで取り敢えず終わりとします。
2019年
7月
16日
火
今日も桜材でナチュラルエッジ器の粗挽きをしました。1個は途中で割れを見つけ、粗挽きを中止しました(写真右側)。写真左側の物は長径が23センチ程です。写真を撮った後、全体に木工ボンドを塗りました。
2019年
7月
15日
月
残りのまな板を糸鋸でカットし、ディスクサンダー、スピンドルサンダーで仕上げてから、作業台に並べ、オービタルサンダーで両面を仕上げました(左写真)。桜材でナチュラルエッジ器を粗挽きしました(右写真)。写真を撮ってから木工ボンドを塗りました。
2019年
7月
13日
土
3ミリ幅のブレードを付けた小型帯鋸で曲線部分をカットし、ディスクサンダー、スピンドルサンダーで仕上げました。帯鋸のブレードが切れてしまったので、途中からは糸鋸を使いました。板厚が25ミリあるので糸鋸では荷が重く、大変時間がかかります。小型帯鋸ではブレードの張りが弱いとホイールから外れてしまい、張りを強くすると切れてしまいます。難しいですね。残数は数枚になりました。
2019年
7月
12日
金
知り合いの店の方からまな板作りの依頼がありました。材料はウォールナットや桜です。ウォールナットは厚さ60ミリ程の耳付き端材で、帯鋸や手押し鉋、自動鉋で厚さ25ミリに製材しました(右写真)。大中小の3種のまな板を十数枚作ります。
2019年
7月
11日
木
捨て板を削り取りました。先ずはテーブルソーで上下面をそれぞれ厚さ7ミリ程カットしてから、自動鉋で捨て板を削りました(左写真)。左写真で左の2点は茶色の部分はブビンガですが、右の2点の茶色の部分は樹種不明です。色はブビンガと同じですが、欅のような年輪模様が見られます。この後糸鋸で径53ミリの円盤にカットしました(右写真)。円盤には中心点にコンパスの針跡あるので、この位置にボール盤で径2ミリの貫通穴を開けました。
上左写真は旋盤で削ってサンディングしたところです。チャックで掴んでいる丸棒は先端部分を径48ミリ程に削り、中央部を窪ませてあります。両面を塗装してから下ろします。上右写真は偏心ジグで掴み、径7ミリの穴を開けてからボールガウジで穴を広げ、サンディングし、サンデイングシーラーとクリアラッカーで仕上げたところです。紐を付ければ完成となります。
2019年
7月
10日
水
捨て板を斜めにカットしました(左写真)。テーブルソーのブレードを11.3度に傾けています。ブビンガを貼る部分は捨て板の木端6ミリから幅の中心まで(30ミリ)カットしているので、この直角三角形の頂点の角度は6/30=0.2のタンジェントとして三角関数表から11.3度と求められます。捨て板を使わずに、幅60ミリ、厚さ18~20ミリのブビンガを使えば、捨て板とブビンガの接着作業が不要になります。ただし堅木をこの寸法で斜めカットすることは鋸にかなりの負担がかかります。捨て板には柔らかい榎の端材を使ったので、切削面にほとんど焦げ目が付きませんでした(右写真)。
パーツが揃ったので、最終接着をしました。断面が右写真のようになっているので、クランプすると強い力でずれることになります。ずれ止めのため、十数本の釘と2個のハタガネ、2個のクランプを使いました。
2019年
7月
09日
火
昨日捨て板にブビンガを貼った物を自動鉋にかけて断面を長方形にしました。ブビンガの断面は直角三角形になります。反対側も一部をテーブルソーで切り取り、ブビンガの薄板を貼り接着しましたの(写真の右の方)。写真中央は5ミリ厚のウェンジュを3ミリ厚のカヤでサンドイッチ状に挟んで接着しているところです。ウェンジュをカバで挟んだものも一緒に作りました。クランプはいくつあっても足りなくなりますね。
2019年
7月
08日
月
上の写真は昨年6月に作ったペンダントです。上右写真の上下の捨て板を自動鉋で削り、丸くカットして旋盤で削ると左のペンダントになります。配色を変えてまた作ることにしました。右の写真は幅60ミリ、厚さ20ミリの捨て板の一部を削り断面を五角形とし、削った部分に厚さ6ミリのブビンガを接着しているところです。ブビンガの上に置いた薄板はクランプし易くするために置いたものです。接着剤が乾いたら自動鉋にかけ、断面を長方形に戻します。
2019年
7月
06日
土
昨日削ったエンジュの器と、以前削った桜材のナチュラルエッジ器2点に木固めエースを塗ってみました。木固めエースも塗ったり研いだりを繰り返すので3~4日かかりますね。
2019年
7月
05日
金
昨年の3月に粗挽きしておいたエンジュの器を仕上げてみました。左写真は真空チャックで保持して器の底外側を削りサンディングしたところです。バキュームチャックの吸着ゴムの縁部分だけが器の内壁に接しているので、真空度は-0.06HP程度にしかなりませんでした。飛んでしまってもまずいので、テールストックで押して、残りの径が7~8ミリになってからテールストックを外しました。ナチュラルエッジの器はサンディングが大変ですね。特に内側の外周付近は押し付けたサンドペーパーが振動してしまい、十分に磨けません。拭き漆にはしないので、ほどほどで良しとしました。
2019年
7月
04日
木
今日も桜材で器の粗挽きをしました。径23~24センチの丸太を半割にした材料ですが、しらたを避けてカットすると径15センチ程度になってしまいますね。写真の後方の2個は干割れが見つかり、内部の削りを止めました。
2019年
7月
03日
水
今日も桜の器2点を粗挽きしました。帯鋸で切り落とす端材が大量に発生します。更に旋盤で削る際の木屑の量が半端でないですね。この後全面に木工ボンドを塗りました。